SD14のカメラとしての「どうしようもなさ」についてはひとまずおいておくとして、レポートを始めるに当たって「じゃあ、なぜ敢えてSD14【なんか】を使うのか?」と疑問を持たれている向きにわかりやすい(かもしれない)作例で普通のデジタルカメラとの違いを認識して頂こうというのが今回のエントリの趣旨です。

(*PENTAX K10D/SIGMA 17-70mm DC MACRO)
等倍切り出しで申し訳ないですが、これがフツーのデジタルカメラで撮ったら「こうなる」的な作例です。(あまりに卑近な被写体で本当に恐縮でございます。何しろモノグサなもので。)
今回は一般デジカメ代表としてPENTAXのK10Dで撮ってますが、たまたまSIGMAの17-70を付けて近くに転がっていたからでして他のカメラでも同じようなものです。
注目は、「肉眼では存在しないカーテンのシマシマ」部分。ただし、間違ってもまだここでは色のキテレツさを指摘してはいけませぬぞ。(^^;
いわゆるモアレというやつですね。他にもいろんなシチュエーションで出まくるデジカメ的に「ヤなヤツ」の代表です。
ところがSD14で同じレンズを使って撮っても下のような感じでモアレは出ません。

(*SIGMA SD14/SIGMA 17-70mm DC MACRO)
SD14は一般的なAPS-Cサイズのデジタル一眼レフとは画角が違う(狭い)為、ちょっと下がって調整したらじつは下がりすぎて小さくなりすぎて失敗、という図で申し訳ないですが、こんな感じ。
Photoshop CS2(CS3日本語版は6/22発売です。楽しみにしております>Adobeさま)で同じ画角を切り出して、リサイズしたものがこれです。

(*SIGMA SD14/SIGMA 17-70mm DC MACRO)
と、まあそういうわけで「今までのデジカメで苦手だった被写体が苦手でないデジカメ」、というのがSD14の正体です。
というか、Kodak提唱のベイヤー配列に縛られた一般のデジカメとFOVEON X3という撮像素子を使ったSIGMAのデジカメで得られる写真の一番の差と言っていいでしょう。
ご存じの方はご存じの通り、一般のデジカメは4画素を使わないと1ピクセルを映し出す事が出来ません。
なので、有効1000万画素なんて言っていても、きちんと解像しているのは実際は250万画素程度のシロモノだということです。
それを4倍に拡大して「1000万ピクセルの画像」を生成しているわけです。その生成のアルゴリズムこそが各メーカーが苦心惨憺している部分だったりするワケです。
翻ってSD14の撮像素子の場合、二次元的な1画素で1ピクセルを吐き出せるので、実際は約469万画素のカメラということになり、いわゆる普通の1000万画素カメラと比べると実質?は2倍近い緻密さを持っている事になります。
でも、方や「250万画素でーす」とは言わずに250万×4で「1000万画素だあああ」と言っているので、SIGMAも「だったらウチの撮像素子は3段重ねみたいなものだから、469×3で約1400万画素だああああ」と対抗している状態です。
何を持って画素とするか、によってこの辺の表記は微妙な感じですが、まあデジカメの世界はダークな表記に満ちている、とだけ考えておけば間違いないかと思われます。
人によっては普通のデジカメで得られる写真を「計算式で導き出した嘘の絵」といい、FOVEON X3こそが「ちゃんとしたデジタル写真」なんて言う人もいますが、ちゃんとした写真とか嘘とか本当とかは個人的にはどうでもよくて、「実際どう写るのか?」が大事かと。嘘だろうがマコトだろうが、写してみてダメなものはダメですし、いい物はいいわけです。私はメーカーの矜持や志の高さというモノを最大限評価する性格ですがその実、結果主義者でもありますので、写った写真がナンボかというのが大事だと思います。
その辺ゆめゆめ忘れずにイデオロギーに陥らないレポートにしたいと考えているところです。

(バッテリに引き続き、「どこまで一緒やねん?」シリーズ第二弾はバッテリチャージャー。「どこまでも同じもの」ですね、ハイ。さすがにここにはコニカミノルタとかはなくてSIGMAというプリントが。10年くらいは使い倒す覚悟を見た?かもしれません。というか、こうやって比べてみますと、SIGMAってPENTAXを見ならってもっとロゴを大きくした方がいいんじゃ?と思う次第。
*SIGMA SD14/SIGMA 17-70mm DC MACRO)



買ってしまいましたが、「色のキテレツ」さには難儀してます。色温度調整の関係から付属の現像ソフトはあきらめSILKYを使ってます。
私もK10Dを持っているのですが、箱を開けたときロゴ以外まったく同じと驚きました。この先のレビュー楽しみにしています。
初めまして。よろしくお願いします。
そうなんですよね、付属ソフトがイマイチ鮹でちょっとストレスがたまっています。
結局自動設定などのアルゴリズムもバカっぽいし、色出しがどうにもやりにくいソフトなので、X3標準(カメラ設定?)のまま16ビットtifに吐き出させて私も同じくsilkypix上でリ・デベロップメントを行っています。
ただ、このSIGMA PhotoProというソフト、書き出し速度は私の環境だとまあまあ速いのでなんとか使えてるという感じです。
というか、これしかRAW現像ソフトがないわけですが。(^_^;
お互い、SD14に遊ばれながら楽しみましょう。
むむ・・・確かに!