
(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
さて、まずは外観からケナして・・・もといチェックしていきましょう。
基本的にボディ周りの質感はかなり高いと思われます。
比較しちゃうと申し訳ありませんが、GR DIGITALがものすごくチープに見えてしまいます。というか、GR DIGITALは単体で十分チープ、そうですねえ、売価の1/10位の値段にしか見えませんね。
お父さんがへそくりで買ってきても、
「ワゴンセールで4800円だったんだ。」
で、奥さんに十分通用する感じです。
しかし、単体の価格ではGR DIGITALの 3/4程度の売価(2006.11.13.ヨドバシ.com調べ)にもかかわらず、G7だと
「30,000円だったんだ。清水の舞台から飛び降りるつもりで、ためていた小遣い散在しちゃったよ。」
と言っても
「あなた。嘘おっしゃい。本当の値段はいくら?レシート見せなさいよ。なんなら保証書に印鑑押している店に電話して聞いてもいいのよ?」
と言われるのがオチ、というか、奥さんの目には安っぽいカメラとは映らないに違いありません。
ひとえにそれは、キヤノンとリコーという企業ブランドのイメージの違いもあるでしょうが、それ以上に両者は質感の優劣が明白です。
G7の文字などもプリントなどではなく、エンボスに墨流し文字になっています。
GR DIGITAL?
あんなもんプリントに決まってますやん?
正面右上に光り輝くCanonのロゴも「型」でございます。
ちなみに、リコーは会社のロゴ自体は正面にはございません。
分をわきまえている感じで、ここはポイント高いと言えます。
なお、Canonのロゴ。文字通り光り輝いておりまして、はっきり言って個人的にはこのロゴマークのたたずまいに品を感じません。
品は感じませんが、良い物感の演出に一役買っていることは確か。
ボディ自体の手触りも「金属ですね」とわかりやすい触感になっていますし、触って感じる高級感が視覚に良い影響を与えている好例だと言えるでしょう。
金属ボディと言っても、勿論パネルの貼り合わせで一部プラスチックなのですが、GR DIGITALだとこのチリ=パネルの合わせ目がそりゃもう大陸的というか牧歌的というか「くっついてたらええやろ?」的な悪い意味でのアジア製品の臭いをプンプンさせているのですが、G7はトヨタ車やVW/AUDI車的な隙のなさ、緻密さで、比べるのがかわいそうになってしまいます。
まあ、あんまり関係ない(というか意味はない)ですが、G7はMade in Japan、GR DIGITALは中国製、のようです。参考まで。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
大きさ、重さはIXY DigitalやGR Digitalなどのポケッタブルなタイプと比べると体積比はざっと2倍。重さもざっくり2倍といった感じ。
つまりはゴロンとして重いわけです。
まあ、横幅に限って言えばGR DIGITALとG7はほぼ同じ。
G7は背が高く、分厚い、という感じで思ってください。
「通勤鞄デジカメ」としてはユーザー(と言うか私?)がこの重さと大きさに耐えられるかどうかにかかってくるわけですが、個人的にはそれほど問題なし。
というのも、この程度は誤差の範囲で収まります。
文庫本一冊に雑誌といういつもの鞄の中身を考えると、雑誌の種類が変われば重さもかなりかわるので、それに比べたらまあそんなものかしら、と思いこめる、言い換えれば吸収できる範囲です。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
問題になるのはむしろ絶対的な重さよりもサイズや形状ではないかと思いますが、このG7はレンズが沈胴式でほぼフラットになりますので鞄への収まりは大丈夫です。
と申しましょうか、私はレンズ部分がフラットじゃなければこのカメラは絶対に買ってません。鞄に収まりがいい形になったからこそ食指が動いたわけなのです。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
よく考えると従来のGシリーズはレンズが出っ張ってましたね。
私はG1、G2、G3まで購入しましたが、どれもあっという間に手放しました。お散歩デジカメに、と思って購入していたと思うのですが、お散歩デジカメはもうちょっとハイエンド?な28mmスタート高倍率ズーム搭載デジカメなどがあって、「じゃあ、通勤鞄デジカメ?」と思っても、出っ張ったレンズのせいで鞄に放り込むにはマチが太めのそれこそライトなカメラバッグ的なものでないとダメみたいで、パソコンも鞄に放り込む私的にはそんなうすらでかい鞄を通勤鞄にはしたくないし、で結局役立たずってことで、G5とかG6は最初からスルーしましたっけ。
基本の足腰についてはそれなりの評価を持っていたので、「これがもっとコンパクトだったらなあ」と思ってはいました。
すなわち、G7は私にとっては理想的な「G」になってくれたという感じです。
デジタル一眼レフ自体の価格が下がり、型遅れの*ist DSあたりだとキットレンズ付きで5万円ちょっとで買えるようになりました。
こうなると生き残れない、というかメーカーが開発しないだろうな、というのがいわゆるハイエンドコンパクトデジタルカメラというジャンルでしょう。
Gシリーズはキヤノンに2つあるハイエンドのラインですから、もう出ないか、どういうモデルチェンジをするのかというのは個人的に興味の一つではありました。
忘れた頃に出たG7。
それは私が理想としていた通勤鞄デジカメに一歩近づいた様式になっており、「ようやく時代が私に追いついたな。」とG7を見て感慨無量でございました。
従来のGシリーズと違って、G7は「何でも入り」を返上。
どちらかというと、IXY Digitalよりすべてにおいてワンランク上というスタンスで開発されたアッパークラス・コンパクトとでも言うべき存在のようです。バリアングル液晶やRAWモード、スペック至上主義で明るいレンズ、などの文字通り「ハイエンド」という存在とはまた違った役割のカメラだと思われます。
私はバリアングル液晶は大好きですし、すべからずデジタルカメラにはコレを搭載してほしいと思ってはいますが、それによりボディが厚くなったり液晶のサイズが小さくなったり、はたまた操作性がイマイチになったり、というネガは許せません。
G7はアッパークラス IXY Digitalなので、そんなにムリをしないという事に収まったようです。
値段も、もはや一眼レフでもないデジカメに10万とか12万とか、世間が許してくれません。
勿論Gシリーズとてそこまではしませんが、7万円台はもはや許されますまい。
ヨドバシ.com調べ59,800円というあたりが上限なのだろうなあ、とは私も思います。
まずその辺の値段ありきでコストダウンされたものがG7なのでしょう。
コストダウンされた項目は、以下の通りであると私は考えます。
・明るいレンズ(光学系と言い換えてもいいでしょう)
・バリアングル液晶
・RAWモード
あれ?3つくらいですか。
でも、その代わりにスープアップされたところもあります。
・全身(だいたい)金属ボディ
・DigicIII
・LCD周り
・コンパクトネス
・手振れ補正
私は中でも4番目のコンパクトネスに拍手を送る者であります。
次に、妹にあたるIXY Digitalの上級機ですから、どの辺が上級になっているかというと、
・ボディの質感、堅牢感
・CCDサイズ(IXY Digital 1000は1/1.8型ですが)
・コンバージョンレンズの存在
・機能が独立した操作系
・ホットシュー
・ストラップが両吊り対応
・IXYより多少マシな光学ファインダ
あたりでしょうか。
特にコンバージョンレンズの設定は(使う人には)うれしいものなのでしょう。
全身真っ黒のボディに視覚的なアクセントを与えているレンズ周りの銀色の輪ですが、これを外すことによって、コンバージョンレンズをつけるためのアダプタチューブのバヨネットマウント?が現れる仕組みです。
GR DIGITALもワイドコンバージョンレンズがありますが、同じようにアダプタチューブをバヨネットにかませる方式です。
GR DIGITALは輪っかをそのまま「えいや」と回す方式ですが、G7はフールプルーフ機能を付加し、ボタン押しで外れる方式になっています。一眼レフのレンズ交換のやり方を踏襲している感じですが、このボタンにコストをかけているところが、個人的に○です。
コンバージョンレンズなど使うことはないと思いますが、このギミックが気に入って、時々意味もなくボタンを押してリングを外したり付けたりする私でありました。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
あ、キヤノンさんに提案を一つ。
このバヨネットマウントカバー?ですが、色違いのものをアクセサリで用意してもらえませんか?
GR DIGITALでもユーザー登録キャンペーン的なもので赤とか金とか青とかから選ばせる方式をとってましたが、あんなめんどくさくてつまんない方式じゃなくて、セット販売しちゃってください。
どうせ買う人は各色みんな欲しいのですからセットで売るのが正解です。
勿論、限定で結構です。
リクエストは、マットブラック、グロスブラック、濃い赤、金(真ちゅうに近いような金でお願いします)で。
あ、プラスチックみたいですから、真ちゅう無垢のヤツも一つつけておいてください。あ、もし出来たらスターリングシルバーもあればうれしいです、はい。
ムリですか?そうでしょうねえ。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)
それでは皆様〜。
上の写真の左手にございます縦に入っているスジをご覧ください。
これが有名な「ぐりっぷらばー」でございます。
ということで、G7、いわゆるグリップがほとんど無くなりました。
その代わりというか罪滅ぼしというか、こういうラバーというのはあまりに面積のない、まさに「スジ」。
肝心の指がかりはまあ悪くはないのですが、G7のボディの重量バランスの問題で、ここを指かかりにして片手だけで持つにはちょっとしんどいです。
重量の大半が右手半分にあればこれで片手で持つのに問題はないのですが、このG7、いろいろ触ってみた限りでは、まんべんなくというか「みっちり」中身が詰まっている感じで、どうしようもないですね。
「頭の先から尻尾まであんこが詰まっている鯛焼き感」とでも言えばわかっていただけるかもしれません。(わかりませんよね)
言い換えるとこの重量感のある質感がイイモノ感を醸し出しているところでもありますから一概にマイナスとばかりは言えないと思いますが、個人的にはもう少しラバー部分を増やしてもらって、かつ、裏面の親指がかかる場所にもラバーをおごって欲しかったですねえ。
「惜しい。」
と言っておきましょう。
もっとも、実際の撮影のさいには片手じゃなくて左手を添えて両手で撮るのが断然「吉」なので、そういう意味では問題はないでしょう。

(Nikon D200 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D)

