「うーん・・・」
私はMacの画面を前に腕を組んで考え込んでいました。
何を見ていたのか?
ディスプレイに表示されていたもの、それはCanonのPowerShot G7の発表記事でした。
「ちょっと微妙じゃない?」
私の中の一人がつぶやきます。(「ちょっと微妙」ってどんな日本語だよ?)
「微妙だねえ。」
もう一人の私が頷きます。
「キヤノンのGシリーズというより、SONYのWシリーズみたいじゃない?」
一人目がさらに意見を述べています。二人目もこのカメラについては積極的に持論を展開してきます。以下は二人のやりとりです。
「うーん、Wシリーズは正当派デザインにSONYお得意のモダンなセンス、という感じだから、このわざとらしくレトロな感じを出したG7はちょっと違うんじゃない?それよりWシリーズって、ワールド・シリーズみたいで大層な名前だよね。」
「ふむ。じゃあ、WBCかな。」
「何それ?」
「ワールド・ベースボール・クラシック。」
「ああ、間違って日本が優勝しちゃったから、第二回目が開催されないとかいう、あれ?」
「いや、間違いでも優勝は優勝だから。」
「ってゆーか〜、クラシックって言葉が入ってるだけじゃん。意味不明。」
「まあ、野球なんてルールも知らないし、どうでもいいけどね。」
「あんた、サッカーのルールも知らないよね?」
「全く興味ないもん。」
「あんたって興味あるものと無いものとの温度差がすごいよね。」
「F-1なら、歴代優勝ドライバーの名前を全部言えるよ。」
「歴代天皇の名前は?」
「今の天皇の名前すら知らん」
「日本人じゃないよね、あんた。」
「うん。高校の時も世界史はほとんど満点だったけど、日本史は一切勉強しなかったからいつも赤点ギリギリだったなあ。」
「日本の首都は?」
「京都だろ?」
「今は遷都してヒガシ京都になってるんだけど?」
「へえ、知らなかったなあ。」
「テストに出るよ。」
「何のテストだよ?」
「そんなことより、今回、前振りが長すぎない?」
「いや、ここはいつも長いだろ?前振り。」
「それだけ買う前に迷いがあったってことを言いたかったんだろ?」
「微妙だもんね?」
「微妙微妙って、あんたの言う微妙って?」
「広角側が28mm相当からじゃないじゃない?」
「なんだ、そんなことか。」
「そんなことって・・・。あんたは何が気になってるの?」
「ホットシューにカバーがない。しかも黒に塗装しててはがれやすい。」
「おいおい、そこかよ。」

(SONY α100 35mm F1.4G)
そんなわけで、結局予約して発売日にはゲットしていたPowerShot G7。
私としてはCanonのデジカメはとっても久しぶり。
えっと・・・
えっと・・・
えっと・・・
ひょっとして、EOS 20D以来?
コンパクトデジカメに関しては、PowerShot Pro1以降、記憶がないわけです。
キヤノンを選ばなくなったのは私の場合は特にキヤノンが嫌いとかそういう理由じゃなくて、もっと別の事情です。
それは、「手振れ補正機能」の登場にあると言っていいでしょう。
キヤノンって、確か世界で最初に一眼レフ用交換レンズに光学手振れ補正機能「IS」を搭載して、その道では常にリーダーであったにもかかわらず、コンパクトタイプの手振れ補正機能については後進国のようなものでした。
コンパクトタイプに手振れ補正を全く搭載しなかったかというとそうでもなく、PowerShotのISシリーズには搭載していたわけですし、PowerShot Pro 90ISというデジカメなどはむしろ2001年早々に発売されていたのである意味こちらでもリーダーのようなものと言って良いのかもしれませんが、PowerShotのISシリーズは、いわゆる「ポケットデジカメ」と私がジャンル分けしている、ライトでカジュアルなデジカメではなく、もうちょっと本気が入った、いわゆる「プアマンズ一眼レフ」的なポジションにある「でっかいカメラ」の部類に入るものだったわけです。
「でっかいカメラ」はもう、一眼レフ自体が「ちっちゃいカメラ」という感じにコンパクトなものも出回っているので個人的には興味が全くなくて、そんなのに手振れ補正がついているのは当たり前というか、望遠域重視のカメラに用はない、というか。
要するにPanasonicが文字通りのコンパクトカメラに手振れ補正機能を搭載してしまった関係で、その機能が故に私はLUMIXのFX手振れ補正シリーズを購入し、家人はそれを機嫌良く使っている、という状況だったわけです。
しかも、現在使っているのはDMC-FX7という、ほとんど2年以上前のモデルです。これで十分というか何というか。その後コレに取って代わるほどの「お。コイツは・・・」と思えるものが登場してこなかったということですね。その後FXシリーズも画素数が増え、それこそ「微妙」にブラッシュアップされてきているようですが、私の食指はピクリとも動くことはありませんでした。
その後、各社から手振れ補正機能付きのデジカメが出ましたので、むしろそっちをつまみ食い的に購入してきました。
富士写真フイルムのF10やF30、SONYのT-9、T-30、リコーのR4、KODAKのV570などは記憶に新しいところ。
でも、手になじんだFX7と入れ替えて使おう、という気にはさせてくれませんでした。大きな不満があるわけではないことと、私の通勤鞄デジカメであるリコーのGR DIGITALとバッテリが共用出来るメリットが、他機種のメリットを上回っていました。
それ以外にも富士のF10やF30はその操作性やデザインのダサさに鼻を垂らしましたし、SONYはもともと広角側が狭すぎました。わかって買ったので、それをまあ、実感したというところでしょうか。機能と画角では魅力的なR4はGR DIGITALとバッテリが共用できたのですが、中がスッカラカンのような安っぽさや、デリカシーのないズーミング時、フォーカス時のジージー音にNGでした。GR DIGITALもジージー音はしますが、R4に比べるとまだ我慢ができます。
と、まあそういうわけで我が家の「ベーシック・コンパクトデジカメ」は2年以上にわたってDMC-FX7がその座についていました。
私的には驚異的な長期所有機種です。(デジカメでは過去最長かもしれません)
もっともこの「我が家ベーシックカメラ」は私というよりも家人がほとんど使うカメラなので、家人の好み優先ということもあって、正確には私のカメラとは言いにくいかもしれませんが・・・。
FX7はブルーをチョイスした関係で、プロテイン塗装がもつさわり心地の関係もあって、なかなか他のデジカメが手になじみにくいというのも家人にはあるかもしれません。
デザインやサイズも重要です。
F10やF30などはチラリと見ただけで触ろうともしませんでしたからね。
とと。
FX7とIXY DIGITAL 900ISの事は気が向いたらまた書くとして、今回は私の「通勤鞄デジカメ」のリプレイスについて。
2005年10月21日の発売日に手に入れて、それ以来私の通勤鞄デジカメとして1年の長きにわたって仕えて来たRICOH GR DIGITAL君。
でもね。
最近ちょっとね。
なんて言うかね。
その、
まあ、
なんだ。
ぶっちゃけて言えば「飽きた」って感じ?
と、まあそういう倦怠感を抱いていたところにPowerShot G7の発表。
最初に書いたとおり、28mmスタートじゃないし、F値暗いし、あまり描写の期待出来ないキヤノンのコンパクトデジカメ用レンズだし、GR DIGITALに比べたらでかいし、重いし、ストロボ用のシューがついてるけど、出っ張ってて引っかかりそうなのにカバーもないし、一回ストロボつけたら黒の塗装はげるだろうし、「どうしたものかな。」と思いつつも、すでに書いたように結局発売日には手元にあったわけです。
ただ、このG7。発売日がやや不幸でした。
なぜならこの日、私は疲労困憊でG7の箱を開ける気力もなかったのです。
そしてあけて27日は・・・。
そう。SONYからワクワクの交換レンズが届いていた為に、G7の箱など見向きもされませんでした。
その後の私はSonnar 135mm F1.8 ZAとPlanar 85mm F1.4 ZA、さらには35mm F1.4Gという発売されたばかりのこの3本のレンズに夢中で、コンパクトデジカメなど触る気もしなかったわけです。
しかし、ここに来てようやくG7の事を思い出して、チョボチョボ使ってみている、という状況です。
さて、果たしてG7は私の「通勤鞄デジカメ」という名誉ある座をGR DIGITALから勝ち取ることができるのでしょうか?
乞うご期待。

(SONY α100 35mm F1.4G)



ZEISSやGでは言葉を差し挟むコトができませんでした(涙)。
が、G7。先進国首脳…(以下自粛)
既に毎日カメラとなっております。
GR-Dよ、サヨウナラ??
息災ですか?
と、ブログを拝見したら、なんと!
発売日ゲットとは・・・。
ちなみに、この後で書きますが、私はショートカットボタンにホワイトバランスを割り当てております。
それから、顔認識、とっても面白いからお試しあれ。私、しばらくサルのようにこれで遊んでバッテリ切らしてばかりいました。(なお、サルの顔はなかなか認識しません。ネズミもダメでした。ネコもイヌもダメですが、なぜか錦鯉には反応しました。人面魚?)
あれを見せれば、きっと飲み屋でヒーローさっ。(^_^;