
(Nikon D200 TAMRON 17-50F2.8)
お待ちしておりました、と言うか
すっかり忘れていましたよ、というか
えっと、私は何を思ってこれを買ったんだっけ?というか。
と、まあそんな感じで発表から数年も経って(ウソ)やっとSONYの、というかカールツァイスのレンズが発売されました。
まさに「ヘイ、カール!」って感じ?
SONYのα用交換レンズの場合、そもそもSONY自体が嬉しがって・・・じゃなくて
はしゃいで・・・でもなくて、
何だっけ?
そうそう。
SONYが「力を入れて発表した」おかげでカールツァイスブランドのレンズばかりが注目されています。事実私もカールツァイスのレンズ以外では35mmF1.4Gくらいしか興味がありませんでした。まさにSONYが力を入れている所しか見えない、とってもいい鴨じゃなくてお客様なわけであります。

(Nikon D200 TAMRON 17-50F2.8)
SONYがはしゃぐのは無理もなく、発売前からけっこうお客の方も「ものすごい写りにちがいない」「既に歴史に残る名玉間違いなし」なんて感じで(触ったことすらなく、さらに当然自分で撮影しているわけでもないのに)はしゃいでますからまさにカールツァイスZA症候群とでも言っていいでしょう。
でも皆さん。
忘れないで欲しいのですが、2006年10月27日はカールツァイスの一眼レフ用おそらく初のAFレンズが発売されたという事実もありますが、同時に多くのミノルタ時代のレンズがSONYブランドで復活発売されたという日でもあります。そこんところ、よろしくです。
だって考えてもみてください。
実売17万円以上のカールツァイスのレンズがα100ユーザーにバカバカ売れるなんて訳はありません。多くの人はミノルタ時代の広角系の単焦点レンズを標準レンズ的に使ってみたい、とかコンパクトな24-105ズームなどを標準ズーム代わりに使ってみようか、とか、そう言うのが主流ではないでしょうか。
そうは言っても「絵に描いたもち」カールツァイスのレンズが「ゲンジツになった」と言うのは大きな事件です。言ってみれば神様だと思っていた支配者が、実は人間だったというのを知らされたようなものでしょうか?(全然違いますね、はい。スミマセン)
とまあ、前置きが長くなりましたが手元にそのカールツァイスのAFレンズが届きました。
当初は同じ10月27日発売予定と言われていた2本のカールツァイスレンズのうち、135mm、すなわちSonnar T* 135mm F1.8 ZA(長いので、以下135mm ZA)は予定通り27日に発売され、こうやって私の手元にあるわけですが、85mm、すなわちPlanar T* 85mm F1.4 ZA(同様に以下85mmZA)は27日に出荷準備が整わなかったようで、少し遅れて30日頃の発売になるようです。そう言うわけで85mmZAのレポートは後ほどということにして、まずは135mmZAのレポートをお送りしたいと思います。
あ、一緒に手に入れた35mmF1.4Gも、気が向いたら85mmZAの後にでもぼちぼちレポートをお送りしたいと思います。

(Nikon D200 TAMRON 17-50F2.8)
それぞれ私の視点でのレポートなので購入参考などにはしない方がいいと思いますが、暇をもてあましている方やツッコミマニアの方などは気が向いたらおこしいただければ幸いでございます。
さて135mmZAですが、85mmと135mmとを比べたときに私には圧倒的に135mmZAの方が魅力的に映りました。多くの人は「プラナー85mm」というブランド?に惹かれ、かつポートレートレンズである85mmという焦点距離に惹かれ、85mmZAの方に注力されているのではないかと想像しますが、実際そうでしょ?どう、あなた?
私はいわゆるモデルさんの撮影会などには全く興味がないし今後も絶対参加しないと思われるので85mmという焦点距離にあまり執着はありません。ただし、レンズメーカーがこの焦点距離、しかもF1.4とかいう明るいレンズに対してある種の「プライド」をかけて作り込みをしている背景というか怨念は感じますから、各メーカー、相当力を入れてくるレンズじゃないかとは思いますし、いきおいいいレンズが多くなるという事実もあるでしょう。実際問題85mmF1.2とかF1.4などというスペックのレンズは一本持っていたいと密かに購買計画を立てている方も多いでしょう。
私は85mmという焦点距離に執着はありませんが、なんだかんだ言って、一時は85mmの単焦点レンズを6本も所有していたことがあります。
使う頻度が少ないので現在は135mmZAを入れてNikonマウントの2本とαマウントの2本が残るだけでPENTAXなどは手放しました。
とはいえ全く使わないわけではありません。
時々無性に中望遠の単焦点レンズが使いたくなることがあるのです。Mr.Donutsのフレンチクルーラーをどうしても食べたくなることがあるのと同じです。(え?ない? うそ?)
ですが、私の場合は実際に防湿庫から引っ張り出される事が多いのはAF85mmF1.4Gではなく、STF135mmな訳です。
理由ですが、そりゃもう「STFの方が寄れる」からです。寄れるというか大きく撮影できるからです。
85mm単焦点レンズの最短撮影距離が各メーカー長めなのはフォーカス時のレンズの繰り出し方式や光学設計そのものの基本設計が「ものすごく古い」事に併せ描写性能優先で売っているレンズだけに、あまり近接撮影をOKにしちゃうと「フレアっぽくてダメ」なんていう「買いもせず、どこかの作例を引っ張り出して騒ぐわかってないバカで迷惑な客」がネットの口コミでせっかくのいいレンズを叩いたりするので封印しているのではないかと疑ったりしております。
話は戻ってSONYから発表されたスペックを見ると85mmZAの最短撮影距離は分かりやすい85cm。まあ、85mm単焦点レンズとしてはまあ、標準的ですね。
ですが、135mmZAは72cm。
そう。
つまり私はこの最短撮影距離が焦点距離に対して「短い」という点で「お姉ちゃんレンズ」などと言われるチャラチャラした(意味不明)Planarより、「一体何を撮るのやら?」と思われている(思われてないかも)Sonnarの方に食指を動かされてしまったわけです。
さらに言えば135mmF1.8という、「妙なスペック」にも心惹かれるものがあります。
135mmならF2とかそんな感じだったと思いますが、あえてF1.8。
そもそもF値で0.2とか、誤差でどうでもなりそうでは?とかシロウトの私は思っちゃいますが、スペックとは絶対的な記号なのでF2.0はどうやってもF1.8の高み?には上れないのです。
とまあ、要するに私はマクロレンズ代わりに使いたいな、と考えて135mmZAに期待して購入しました、と言うお話でした。
(ちゃんとした撮影は日曜日にならないとできなそうなので、とりあえずいい加減な室内撮影のものを。F1.8解放でフルファイルを貼り付けています。
SONY α100 SONY/Carl-Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA)
SONYはカールツァイスのレンズにはかなり力を入れている感じで、ローレットがよくあるゴムじゃなくて金属です。これ、けっこうユーザーとしては助かっちゃう事があって、それはゴムだと長く使っていると経年劣化で白っぽくなったりひび割れたりしてレンズ自体がショボく見えて来ちゃうという根源的なネガをまさに根本的に無くしているという点です。
「ゴムなんて張り替えてもらえばいいじゃん?」
と言うあなたは「鷹の目ロッコール」のゴムを張り替えてくれる所を私にぜひ紹介していただきたい。
つまりはそう言うことです。末永く、まさに会社が倒産してもみすぼらしくならずに使える金属ローレット万歳、です。
まあ、SONYがカールツァイスに力入れまくり、というのはカールツァイスレンズの影に隠れて同じ日にひっそり?発売されたGレンズ、35mmF1.4の仕上げの安っぽさと比べると笑うしかないな、と思いますから、ハイ。値段そんなに変わらないのにネ。
多分SONYとしてはミノルタの高級路線のGレンズはこれが最後だと思っているのでしょうね。今後高級路線レンズはカールツァイス・ラインとして整えて行って、Gレンズは「あるものからどうぞ」そして「受注生産」、さらに「生産完了」という流れにしていくのではないかとたそがれます。
まあ、個人的にはGレンズという名前が亡くなろうとどうなろうとどうでもいいです。Gレンズだろうがカールツァイスであろうがなかろうが、「いいレンズ」が買える環境さえ整えてくれれば。
つなぎでミノルタ遺産のレンズ群をある程度整えてくれているだけでもSONYの慈悲を感じますし。
そうそう。外装のお話でした。
いいッス。
今までのミノルタ時代のレンズがゴミに見えます。
もともとミノルタのAFレンズ、特に単焦点レンズのデザインはαをメインに使っている私が冷たいハートの隅々まで探しまくって一カ所に集めたひいき目を駆使して?も弁護すら出来ないほどかなり酷いものが多かったので、これを機に新しいレンズはみんなサクっとデザインし直していただきたいと思っておりましたし。
あ、もっともミノルタ時代のレンズはまさに復刻と言うべきような「そのまんま」のデザインです、念のため。期待するのはミノルタ時代の遺物ではなくて、「これから出るブランニュー」のレンズですけれど。
そのブランニュー的デザインと、「全部が金属とガラス」感溢れる重さを含めた手触りで、「いい物感」溢れるレンズなのは間違いありません。
135mmF1.8という大口径レンズなので、フィルタ系も77mmとなっております。PLフィルタとかも高いんですよね、77mm。まあ、大口径レンズで77mmとかは多いので、このレンズを買おうと言う人にはあまり関係ない話かも知れませんが。
さて、ではこの重厚長大なレンズをα100に取り付けてみます。
いやー...。
何というか...。
SONYさん、プロ機はともかく、NikonのD200とかに該当する中級機出さないとどうしようもないんじゃないでしょうか?
そんなことはわかっているでしょうからきっとそのうち出るんでしょうが、ゲンジツモンダイとしてα100に付けるしかないわけで、そうなると見た目ははっきり言って「滑稽」です。安っぽさでは他の追随を許さないくらい安っぽい筐体のデジタル一眼レフばかり作っているPENTAXの*ist D系ボディにFA LIMITEDレンズを付けたときもその仕上げのコントラストに「こりゃひでえな」と思ったものですが、こちらもかなりのミスマッチ。
D200とかD2xsあたりに付けた方が間違いなく収まりがいいし、違和感もないでしょう。
「いやあ、欲しいと思ってますよ。もちろん」
とAFのカールツァイスレンズを持たないFマウントのD200ユーザーは思っているかも知れません。(MFのZFには50mmを買ってみて個人的に興味無くしました。やっぱAFですよ)
(どこまでAFで寄れるかな、と思って試してみました。いつもカメラバッグにお守り代わりに入れているDigisixがごらんの通りほぼフレームいっぱいに写りますから、大振りの時計とかもいけそうです。こちらは一応F5.6に絞ってみました。
SONY α100 SONY/Carl-Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA)
この情けなさ、恥ずかしさを何に例えたらいいのかわかりませんが、豊田のマークXにBMWのエンブレムを貼ったり、カローラにメルセデスのエンブレムを取り付けると、同じような「見る方が恥ずかしい」的な気分になるのでは?などと思います。
あ、NSXにフェラーリのエンブレム貼ったり、初代ユーノス・ロードスターにロータスのエンブレム貼ったりしても同様の「目を反らしたくなる恥ずかしさ」になるやもしれません。
とまあ、めちゃくちゃにけなしているようですが、背に腹は代えられません。
α100しか付けるボディがないわけで。
α-7 Digitalを持っていた私ですが、いい加減そのレスポンスの悪さに嫌気がさしたので手放してしまいましたが、135mmZAを見ると「見た目だけのために」α-7 Digitalを手元に置いといても良かったかも?などとすら思いました。
撮影し始めると「あ、使えねえ〜」とすぐにα100に戻すので一緒なのですが...。
まあ、見てくれで写真を撮るわけではない、などと正論をおっしゃる方は全くその通りなのでまあアレですが、α100は捨てたものではなくて、その質感などは復刻したミノルタ時代の単焦点レンズ郡にはぴったりマッチします。
もちろん、それらレンズが同じように安っぽいからです。
これって怪我の功名?
さて、気を取り直して早速撮影に入ります。
撮影をし始めて改めて気付くのですが、「おいおい、この時代に出すレンズで、さらにこんなにでっかいレンズにもかかわらず、いまさらカップリングですか?」。
「カールツァイスのレンズをAFにしただけでもありがたいと思え」
ハイ、そうですか。
(撮るものがないので、なんとなくやけっぱちで等身大のカエルなど。
さすがにAFはきかないのでMFで口あたりにフォーカスを。F1.8開放。近接開放でもフレアっぽくならずに、さすがに現代のレンズという感じがします。これならマジで開放からバンバン使っていける感じですね。ピントはシビアですが。ボケも現時点では別に汚いわけではないので、ちょっとこのレンズは結構使っちゃうかも、な予感です。
SONY α100 SONY/Carl-Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA)
でも、本当に遅れてますよね、キヤノンとニコンとオリンパス以外のメーカー。
ボディ内モーターのフォーカシングって軽いレンズなどではいいのでしょうし、大きなレンズでも後群だけを動かすならパワーがそれほど無くてもいいという理屈もわからなくはないのですが、はっきり言ってそういうのは今更「言い訳」でしかないように思います。
さらにレンズ内モーターもほとんど音が出ないいわゆる超音波モーターにしてくれるとありがたいわけです、ユーザーとしては。
超音波モーターのレンズを持たないニコンやキヤノン以外のメーカーのユーザーは負け惜しみなのか宗教なのか、「必要ない」「ボディ内の方がエラい」等の理解不能な意見をお持ちの方が多いのですが、いい物はイイ、悪いものはワルイ、遅れているものはオクレテイル、とメーカーのお尻を叩かないといけないと思うのです。
カメラ趣味の世界って、どうにも「自分の贔屓のメーカー」を盲目的に支持する人が多くて私のようなニュートラルな人間はどうにも退いてしまいます。
(朝起きてパチリ。週末天気がよければ、このうすらでかいレンズとSTFとを撮り比べなどもしてみようと思っております。
SONY α100 SONY/Carl-Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA)


あと、個人的にはCarl ZEISSより35mmF1.4Gに興味がありますので、是非レポートお願いします。
35/F1.4Gについては昨夜ちょっと触ってみたのですが、これ、ものすごいレンズかもしれない、と感じております。なのでレポートする気満々です。
適当なライバルが見あたらないのですが、Nikkorの35/F2やPENTAXのFA31/Limiteあたりと比較してみようかな、と考えております。
ただ、最近多忙なのに加え元来遅筆なのでノンビリお待ち下さい。
Sonnar T* 135mm F1.8 ZAが欲しい〜と思っています。
α700への付け心地はいかがですか?
私もα700に付けたいと思っていますので
花の撮影に使いたいと思っていますので
ボケ味が気になっています