2006年09月04日

▲Nikon D80【それは疑惑の百貨店】(その2)▼

d80h.jpg
(TAMRONの大口径標準ズーム、17-50mm F2.8とD80の相性はかなりいいです。私の個体だと、D200よりD80の方がピント精度が高くて安心して使えます。
PENTAX K100D/FA31mmF1.8 Limited)



 さて、AEについての疑惑が生じたD80ですが、まあ正直言ってD80単品で使う分には個人的には致命傷とは思っておりません。それより拡大表示ロジックとかアフタービュウの時間が固定でしかも短いという方が致命傷だと思っております。

 そうは言っても露出オーバーってのはいただけません。
 勿論、定量的な露出オーバーなのであれば、最初から-1.0EVとかに設定して撮ればいいのですが、困ったことにD80は被写体によって、適正〜+1.7EV位まで変化しちゃうので、いったん撮ってから画像のヒストグラムをチェックして再度撮影、という感じになるのがイタダケナイところです。

 で、いろいろ試してみたのですが、だいたいの傾向らしきモノがわかってきました。
 まずはテスト画像をごらん下さい。面白みのないもので恐縮です。
 
 ▼D80 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光

80mul001.jpg
(1/40sec. f/4)



 次に、D200。同じレンズ、同じ設定です。


20mul001.jpg
(1/30sec.f/4)



 どうでしょうか?
 D200の方が明るめに出してますね。
 こういうのだとほとんど誤差じゃないですか?
 明るめ、鮮やかな被写体なら、D80の露出精度云々は無視してもいいかも、と思います。

 次いでと言っては何ですが、他社だとどういう感じかをご参考まで。

 ▼α100 Minolta AF 85mmF1.4G(D)
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光

10mul001.jpg
(1/50sec. f/4)



 こうやって見ると、データ的にはαが一番暗め、D80が次で、D200が微妙に明るめに写すようになっているようですが、まあ、厳密に言うといわゆる画像エンジンでの絵の作り方が違うので誤差というか許容範囲だと思われます。

 それから気になる方もいるでしょうから一応書いておきますと、実物に一番近い色はα100の写真です。
 Nikon勢はSDカードリーダの色が山吹色になっちゃってますね。
 黄色系の彩度が高い感じなのでしょうか。

 まあ、これもJpeg撮って出しの絵なので、パラメータを弄れば変わるのでしょう。

 以上は、評価測光の場合。
 これを中央部重点測光で撮るとどうなるかと言いますと、

 D80:1/50sec. f/4
 D200:1/40sec. f/4
 α100:1/60sec. f/4

 という感じで、出てきた絵はあまり変化ありません。


 さてさて。
 「なるほどー。特殊な場合だけD80はオーバー目になるから、普段は大丈夫だね。」
 なんて安心しないように。
 
 今度はバックを暗く。中央の被写体に金属と、色出しが難しめの紫系のものを置いてみました。
 まずはD80で、分割測光と中央部重点測光の違いを見てくだされ。
 これでも安心と言えるかしら?


 ▼D80 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光


80mul002.jpg
(1/15sec. f/4)



 ▼D80 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  中央部重点平均測光


80mul003.jpg
(1/40sec. f/4)



  ▼D200 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光


20mul002.jpg
(1/15sec. f/4)



  ▼D200 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  中央部重点平均測光


20mul003.jpg
(1/20sec. f/4)



 ▼α100 Minolta AF 85mmF1.4G(D)
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光


10mul002.jpg
(1/40sec. f/4)



 ▼α100 Minolta AF 85mmF1.4G(D)
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  中央部重点平均測光


10mul003.jpg
(1/30sec. f/4)



 D200、α100がどちらもだいたい似たような露出の絵を返すのに比べると、D80、ちょっと極端にアンダーですよね、中央部重点の絵?
 ちなみに、色は・・・スミマセンがα100が本物そっくりです。
 α100は撮って出しでもヒット率が高くて入門機としては本当に良くできているように思います。αSweet Digitalやα-7 Digitalと比べても格段に進歩したかな、と、使い込んでくると感じてきました。
 まあ、D80とは関係のない話ですが。


 最後に、せっかくですから?D80とα100の1000万画素入門機(プラ筐体モデル)対決の前哨戦ってな感じで対決しちゃいましょう。


 ▼D80 AF 85mm F1.4 
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光


80mul004.jpg
(0.3sec. f/4)




 ▼α100 Minolta AF 85mmF1.4G(D)
  WBは晴天
  F4.0のアイリス優先オート
  分割測光


10mul004.jpg
(1/8sec. f/4)



 平均測光、中央部重点測光の安定度、色の正確さ?という点において(ただしJpeg撮って出し)、入門者向けの簡単カメラとしてはα100の勝ちだと思うのですが・・・。
 さらにα100には手振れ補正機能付きです。(撮影時は三脚使用で手振れ補正機能はオフ)
 値段も2万円位安い・・・。

 確かにいろいろ設定を弄ってある程度は好みにできますし、使い込んでいけばD80の測光のクセなども分かって、調整で回避できるようになるでしょう。

 でも、思い出して欲しいのですが、カメラの設定をイチイチ変更することが目的でカメラを買うのでしょうか?
 あまり何も考えずに簡単に撮影できて失敗が少ない方がいいと思いませんか????

 ということで、ファームウェアのバージョンアップなどである程度吸収出来るのでしたら、ブラッシュアップして欲しいな、と思います、Nikonさん。

 それから蛇足ですが、85mmf1.4の単焦点レンズ同士で比べてみましたが、NikonのAi AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)と言うレンズ、単体で使っている分にはいいレンズだと思っていましたが、Minoltaの85mmGレンズと比べてしまうと並のレンズになってしまいます。
 いえ、私はSONYとかミノルタびいきでも何でもなく、メーカーに対する主入れは皆無の人間ですから、公平に見てそう思います。
 縮小画像ではわかりにくいと思いますが、シャープネスからボケ、ヌケの良さまでたぶん全項目で勝利しているのではないかと・・・。

 SONYにはこのすごいレンズに見合うボディを早く出して欲しいと願わずにはおれません。
posted by Shair at 13:41| 大阪 晴れ| Comment(11) | TrackBack(0) | NIKON | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同士。
うーん、α100いいなぁ。
でもお手軽チョーオンパズームDX18-70のデキが良いNikonも捨てがたいし…。
D80はプラだし、D200はマグだし。
D80は軽いし、D200は重いし。
それにしても、中央重点は極端デスネ。
Posted by u-k at 2006年09月05日 17:30
Connoisseur H 様
D.G.Cと時と変わらぬ口調のコメントなので、大変懐かしく思いながら、
拝見させていただいております。
「メーカーに対する思い入れ」は惚れ惚れするほどないですね(^^)。
冷静に分析、判断されているところがほんとにすばらしいと思います。
いつも比較写真に出てくる「小物」のチョイスが相変わらず、すばらしいですね。
Posted by t.k. at 2006年09月05日 21:28
なぜ85mm F1.4同士の話からAi AF Nikkor 85mm F1.8Dの話に・・・?
誤字ですか?
Posted by tama at 2006年09月05日 23:16
アフタービューの時間ですが、カスタムメニューの液晶のパワーオフにて変更可能です。デフォルトでは20秒になっています。
Posted by u at 2006年09月05日 23:25
同士u-k様
Nikonのチョーオンパズームの18-70はデキがいいですね。D70はこれとのキットレンズで購入しましたが期待してなかったので結構驚きでした。ツクリは値段なりですが、値段以上の写りが嬉しいですね。
あれで寄れるレンズだとΣ17-70を敢えて選ぶ必要がないのですがねえ・・・。
D80かD200はじっくり悩まれた方がいいかと。
手持ちのレンズとの相性も色々あるようで、混乱中です。
Posted by シャイル at 2006年09月05日 23:33
t.k.さま
「オレ様価値観」でスミマセン。
もともとは「提灯記事」にいい加減ハラが立って始めたレポート書きだったのですが、いろいろあってブログでのんびり、という所に落ち着いております。
無知による間違ったことを書いても謝って訂正すれば終わりなので、一般ピーポーは楽でいいです。(^^;
人を撮ることが多いのでなかなか作例といえるほどいい物をご紹介できないので、手近なツマラナイもので恐縮です。
のんびり更新しておりますので、お暇なときにはまたお寄り下さいませ。
Posted by シャイル at 2006年09月05日 23:42
tamaさま
お恥ずかしい。
ご指摘いただくまで記述ミスに全く気がつきませんでした。1.4が正解です。訂正いたしました。
1.8Dも持っていたのですが、確かM/Aモードがなく、ピントリングがグルグル回るので手放しました。
写り自体はF1.4にこだわらなければF1.8と違いはよくわからない程度のような気がしますね。ある意味リーズナブルな言いレンズでした。
また何か間違いがあればご指摘下さい。
Posted by シャイル at 2006年09月05日 23:48
uさま
情報ありがとうございます。
ただ、アフタービュウの話なので、液晶表示のオフ時間とはまた別物なのです。
液晶オフは私は一応1分にしております。20秒は微妙で、30秒がなぜ無い?とメニューにツッコミを入れた私でした。
ちなみに液晶オフまでの時間ですが、α100は5,10,30,1分で、こちらの方がしっくりくるような気がしますが、D80は1分以上、5分とか10分が選べるのが意味不明というかすごいな、Nikonと思います。
Posted by シャイル at 2006年09月05日 23:56
アフタービューの件、手元のD80にて確認しました。
たしかにメディア入れて撮影すると5秒で消えますね。
デモモードで使うと液晶表示オフ時間が反映されます。
試しに手元にあるD50で確認したところ、液晶表示オフ時間がそのままアフタービューの時間になりました。(メディアの有無関係なし)
もしかして、D80のバグ?
Posted by u at 2006年09月06日 00:19
先ほどからアフタービューに関してお騒がせしております。
改めて、マニュアルを見ました。4秒固定のようです。
大変ご迷惑をおかけしました。
Posted by u at 2006年09月06日 00:57
uさま
検証とご報告ありがとうございます。
なるほど5秒弱かなと思っていましたが4秒ですか。
折を見て本文を訂正しておきます。

D50はD200と同じロジックのようですね。
液晶表示時間と連動させておけばそれで済むのに、今回独立で4秒固定にしてしまった意図が不明ですよね。
いちいちアフタービュウなんて見ない、という声が多くて短めにしたのでしょうかね?
もしそうなら長めに見る人のことも考えて欲しかった所です。
ただ、このロジックはファームウェアのアップデートで改善?出来る部分だと思われます。
操作性に直結するロジックなので、Nikonの方へ要望としてあげておきたいと思います。
Posted by シャイル at 2006年09月06日 01:22
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