(OLYMPUS E-1/LEICA D VALIO ELMARIT 14-50mm/F2.8-3.5 ASPH.以下、長いのでLEICAレンズ)
さあ、ついにこの日がやってきました。
PanasonicのLEICAレンズ vs. ZUIKO Digitalの対決です。
だいたいこの2本、実際問題「かぶりまくり」の焦点距離。
方や14-50mm、方や14-54mmですから、ほとんど一緒と言ってかまわないと思います。少なくとも私は望遠側の4mmなど誤差だと思っております、はい。(比べるとそれなりにちゃいますけどね)
明るさもF2.8-3.5と同じですから、この両者は身内のライバルに他なりません。
というか・・・
正直に言いましょう。
私はこのLEICAの14-50mmズームを使いたかったからPanasonicのDMC-L1を買ったのです。はっきり言ってオマケで付いてくるL1なんて(クソ)カメラはどうでもいいです。(すみません、うっかりホンネを書いてしまいました。(クソ)の部分は読まなかった事にしてください...)
で、その248,000円のズームレンズと6万ソコソコのズームレンズとで、どっがどうなのよ、という点で興味は尽きないわけで。
最近の私はレンズの評価軸が歪曲収差に向いてます。
ヌケの良さや解像感、色乗りなどもいろいろと評価軸としてはありますが、このところちょっといわゆる都市風景というかビルとか建物を撮る事が多くなってきてまして、自然と歪みに敏感になっているということです。
で、その歪曲収差のテスト。
まずはLEICAレンズ。ちなみに14mm端でカメラはどちらもE-1です。

次にZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5(以下ZUIKOレンズ)、14mm/E-1

と言う感じですがいかがでしょう?
ちょっとワケがあって水平が撮れなかったので見難くて申し訳ないですが、どちらも標準ズームとしてはきわめて優秀な歪曲収差ではないかと思います。樽型ですが、いやな陣笠を描いていなければ使い物になりますし、樽型自体が少ないと思います。単焦点のあのGR Digitalより優秀だと思われます。
もう一つ。
同じくLEICA/E-1で14mm

ZUIKO/E-1 14mm

これくらいの収差だと私の使用にはどちらも十分です。使い物になるズームだと思います。APS-Cのいわゆる標準ズームでここまで優秀なレンズはほとんどないのでは?
最近出たTAMRONの17-50mm F2.8通しの17mm端なんて、そりゃ「えげつない」陣笠ですからね。
ついでなのでその「えげつなさ」を。
ボディはD200です。TAMRON 17-50mm F2.8 17mm

さて、ここまでは互角。
私が次に標準ズームに求めるのは「一本で旅行に行けるか?」という素質です。その素質のウチ重視したいのが
「どれだけ大きく写せるか?」です。
両者とも望遠端でもっとも寄れる(AFで合焦するところ。MFは無視)のはどれくらいかをチェックしました。
まずはLEICAレンズ

続いてZUIKOレンズ。ちなみにどちらもボディはE-1です。

これはもう一目瞭然。
断然寄れるZUIKOレンズ。LEICAレンズなど敵ではありません。
カタログデータとしての最短撮影距離を比べると・・・
LEICAレンズ:29cm
ZUIKOレンズ:22cm
と大幅に差があります。これに加えてテレ端が50mmと54mmという4mmの差が加わるとこれほどの差になるわけです。
「元祖万能標準ズーム」と私が呼ぶ、このZUIKOレンズの面目躍如といったところですね。
後の問題は大きさ重さなんですが、これがかなりの差でして、体積的に2倍くらいLEICAレンズの方が大きいのですよ。カタログデータ的には、LEICAレンズ:78.1×97.4mm 490g、ZUIKOレンズ:73.5 x 88.5mm 435g。
重さはあまり変わりませんが、大きさは数字で見るよりでっかいです、はい。
じゃあ、この標準ズーム対決、ZUIKO Digitalで決まりだね!
となるかというと、そうも行かないわけです。
忘れてはならないLEICAレンズの「光学式手ぶれ補正機能」の存在です。
まあ、この機能がなければこのレンズ(注:DMC-L1のキット、というのが正しいワケですが・・・)をわざわざ買ってませんって。
ZUIKO Digitalはもともとお気に入りの描写をしてくれるレンズなのですから。ボケ味についても語れるくらいきれいです。
結論から言いますと、「まさに夢の組み合わせ。手ぶれ補正とダストリダクション」であります。問題は、すでに陳腐化したE-1のボディ・・・と言うことになるのでしょうか・・・。
補正能力については、これはもう体感でしかないのですが、以前使っていたCanonの17-85mmのISズームやNikonの24-120mmVRズームよりも補正幅が大きいと思います。
ただ、画面がゆら〜と揺れる感じは3社の中では一番違和感がありますね。注視していると酔いそうです・・・。
最強の組み合わせ!
と思っていたところ、あのEOS KISS DigitalにXという新型が出ることになって、コイツがSONYのαの「なーんちゃってゴミ取り機構」とは違って結構ちゃんとしたダストリダクション機構を搭載しているようなので、これとISレンズを使うと、これまた「最強」になりますね。
「暫定最強」のα100に次々とライバルが・・・・。
とまあ、いらぬ心配は別にして、では私がこの2本だとどちらを選ぶのか、ですがこれはもう結論が出てます。
私は「寄れるレンズ」を文句なくチョイスします。
「標準ズームとは、簡易マクロを搭載すべし」
なのです。
さらにでかくて重いですし、歪曲は微妙にZUIKOの方がいいし。
唯一手ぶれ補正のみがアドバンテージなのですが、それとその他を天秤にかけて、さてあなたはどっち?と言うことになります。
ただ、この手ぶれ補正レンズ、値段が248,000円(ヨドバシ調べ)だと言うことをお忘れなく。
(あー、高い買い物しちまったぜ!)


ジラしてくれますね…。
昨日は疲労で沈没してしもうたのでございますです。
相変わらず、知りたいトコロをきちんとくすぐってくださるレビューですな。
自宅にひっそりと保存してあるZD 14-54を大事に保管しようと思います。次のE-1まで…。
で、次は80っすか? DXっすか???
ZUIKO Digital 14-54mmはまさに名玉ですな。
欲を言えば、性能落とさずに12-65mm程度をカバーしているともっと名玉でしたが。(さらにあのサイズのままF2.8通しだったら・・・と欲望は際限ありませぬ・・・)
D80が昨日届きましたので、おいおいレポートします。
対象外でしょうか 知りたいところであります